鴨川で星空体験の感想【20081122】
「鴨川に天文台を作ろう会の皆様」
 鴨川の宝石をちりばめたような美しい星空を満喫してから早くも10日たち、暦は師走へ突入しました。晴天の夜空に恵まれた12/3でしたが、千葉市街の星空は(見える星の数が少なく)何と殺風景なのでしょう!
 お礼が遅くなりましたが、鴨川星見の会では、充実したプログラム(浦辺先生のわかりやすい星野写真撮影の講義と、撮影の実習など)と、バーベキューを囲んでおしゃべりをしながら、首藤さん手づくりの豚汁や焼きたての海の幸などをほおばる楽しみ等、・・・主催者の皆様の温かいおもてなしを本当にありがとうございました。
そして最高の醍醐味は、音もなく移り変わっていく、壮大な宇宙のパノラマを実感できたことでした。日が沈んで、夕暮れの空に輝く金星や木星、一瞬姿を見せて地平線に隠れていった宇宙ステーション、天の川をはさんで見えた織り姫・彦星と白鳥座の夏の星座が名残惜しそうに西の空に沈んでいくと、秋の星座ペガススに続いて、冬の星座オリオンが東の空から上り、だんだんと夜は老けていくのです。音もなく、流れ星が天頂を滑って消えました。寒さも煩わしさも忘れて、感動に浸りました。天文台の天体望遠鏡で、さらに宇宙の神秘を覗きました。
 今年の楽しみは、美しい星空を、自分のカメラにたくさん収めて持ち帰ることができたことです!!浦辺様のご指導、ありがとうございました。
 翌日は用事があり、星図作成まで参加できず本当に残念でしたが、石井様や浦辺様、首藤様、鴨川に天文台を作ろう会の皆様のおかげですばらしい時を過ごさせて頂き、感謝しています。
 この感動を多くの方に味わっていただけたら・・・鴨川の手づくり天文台の魅力を広め、宇宙の神秘やかけがえのない地球の美しさを実感する方が増えれば、鴨川に天文台を基にした人材育成の場が、さらに充実することでしょう。 平井
 
以下は、一緒に参加した中2の娘の感想です。

 「今年は、私が最年少の参加者でした。ちばサイの仲良しの友達もいないので、つまらないなぁと思っていました。はじめ、浦辺先生の星の撮影のお話も、私にはむずかしくて、天体写真がちゃんんと撮れるか心配でした。
そして夜になり、天文台まで急な坂道を上って来ると、まっ暗な夜空にたくさんの星が見えて、去年や一昨年の楽しかったことを思い出しました。
 暗闇の中で、母と一緒に、懐中電灯で照らしながら、三脚に一眼レフカメラを取り付けて、タイマーリモートコントローラーを付ける伝いをしているうちに、自分でシャッターを切りたくなりました。浦辺先生が、ダイヤルの合わせ方や、カメラの角度など、星座がうまく取れるようにいろいろ教えてくださいました。私にも簡単に星が写せることがわかって面白くなり、何枚も何枚も自分で撮影しました。母がバーベキューにいっても、一人で写していました。オリオン座や冬の大三角形も、春の星座も北、南、東、西、に出ているたくさんの星座を写しました。
 翌日は、母の用事があったので、朝食後に帰宅したため、マイ星図作りに参加できなくてとても残念でした。でも、星野写真に自信がついたので、学校のクラブ活動で長野県へ行く機会があったら、ぜひ星野写真をうつしてきたいです。
 鴨川天文台の皆さん、ありがとうございました。  平井

 ※事務局注:
 ・中二の娘さんが取説を見ながら熱心に写真を撮影している姿が印象的でした。撮影された写真は是非アップさせて頂きたいので投稿お願いしますね。投稿された写真は現在浦辺さんの作品をアップしていますがそこに置き換える予定です。ちなみに浦辺さんの写真は今回の会全体の報告に使用する予定です。
 ・鴨川天文台はまだできていません。今回ご訪問頂いたのは私設鴨川天体観測所です。是非皆で公開天文台をつくりましょう!

<写真は当会浦辺氏撮影:秋の星座たち>
平井さん  2009.1.31